詩人:柚
大好きだと伝えられた幼い頃あんなにも心からの笑顔もうできないかもしれない紅色の頬とくしゃってなった顔が今じゃもう恥ずかしくて白い花で作った冠に草の香りの手そっと頭にのせて川原を思い切り駆けたっけためらわず手を握り合って好きだよと言えた頃あんなにも素直だった頃僕はきっと大人になってしまったんだね大切なことを忘れていたほんの少しほんの少し素直になること