|
詩人:高級スプーン
肌寒い風が吹く
偽善者蔓延る
此の街に
世間知らずの
返り血が舞う
其の時
芽生えたものは何
遊びにしちゃ
度が過ぎるよって
弄んだのは
何処の誰ですか
玩具じゃないよ
手厚く弔えぬ
一昨日知った他人など
妖も面食らう
そこまでするのかと
悪魔も棲みつかぬ
心の闇深すぎて
面白さの半分は
人にしか理解出来ぬ
悪ノ華咲ク
君ハ何想フ
死神すら近寄らぬ
罪深き僕は
好奇の眼に晒される
君の瞳が深紅に染まる
人は皆
可哀相な生き物か
真の惡は
何処の誰だ
咲き誇るは人の業か
生暖かい風が吹く
理由もなく