詩人:どるとる
切り立った崖に建った 城の中あの頃僕は吸血鬼であの頃君は幼気でただ二人はわがままに踊ってた牙を 剥いて 正義に刃向かったあの頃僕はオオカミであの頃君は 子羊で終わらない追いかけっこの毎日だった蝙蝠は 羽を広げ闇に 紛れて愛を音波にのせて歌ってたなんて素敵な夜だ闇も優しく 笑ってる月がすべてを照らしてるなんて素敵な夜だ嘘もまやかしも 光り輝く 魔法のように僕は直感を信じた。