詩人:ふくざわゆいと
キミの死を見つめられなかった
現実を受け止められなかった
「えっ…」言葉を失った…
その日から ボクは時々 同じ夢を見る
横断歩道の向こう側に キミが立っていて
信号が変わるのを 待ちに待ってる
そして信号が変わり キミがボクの元へ
走ってくる ボクもキミに駆け寄る
すると突然 ボクの目の前をトラックが
猛スピードで走り去り 次の瞬間
キミが… いなくなる……
遠く突き飛ばされた キミは…
見るも無惨な姿に 変わり果て
ボクは………
目を覚ますと 枕が濡れていて
空気がひんやり冷たい… 「またあの夢…」
ボクは今でも 夢の中でも
キミを救えなかった キミを守れなかった
自分が 許せないでいる……