詩人:どるとる
ひとつの大きなテーブルを囲むようにたくさんの命がたくさんの物語を読むそこにある 朝や夜は テーブルに並べられた前菜に過ぎないもう しばらく 生きられそうだからもう しばらく 泣こう 笑おう 戯れよう色のない あざやかな陽射しが 僕を射抜けば朝はすぐそこに光を光に変えて無を有に変えて世界をつくる 何もない 場所に感情を 組み立てる嘘が本当になるそしてまた始まるいつもどおりの朝。