詩人:どるとる
何も聞きたくなくて何も見たくなくて
目を閉じていたよ
耳をふさいでいたよ
人はどうして生きていくんだろうとか
人はどうして生まれるんだろうかとか
答えのないことを日が暮れるまで考えてた
なぜかなあ 前向きになれないのに
なぜかなあ 後ろ向きにもなれない
なぜかなあまっすぐに歩けないのに
なぜかなあ 斜めに生きると歩きづらいよ
結局不器用に生きるのが似合っているんだなあ
誰かに助けられながら ようやく歩けるくらいが僕らしいんだなあ
誰にも会いたくないのに誰かにそばにいてほしい
思ってることと口に出すことが逆さまさ
人はどうして 人を愛するんだろうとか
人はどうして 人に愛されたがるとか
そんなふつうの生き方や思想に憧れてた
なぜかなあ 悪者にもなりきれない
これ見よがしな 正しさって奴も大嫌い
なぜかなあ 人を傷つけてもうれしくない
だけど人に感謝されるととてもうれしい
結局、どれだけ悪ぶってみても 僕には似合わないんだ
だから 心が行きたいほうへ僕は歩くんだ 誰かが笑えますように
道草するように 人の道を外れても
また戻りゃいい
ひとりぼっちはやっぱり寂しいなあ
だからお日さまのあたる 明るい場所にいたいよ
そして君のために 僕は生きると決めた
君も誰かのために 生きてください
なぜかなあ 前向きになれないのに
なぜかなあ 後ろ向きにもなれない
なぜかなあまっすぐに歩けないのに
わざと斜めに生きると歩きづらいよ
結局不器用に生きるのが似合っているんだなあ
誰かに助けられながら ようやく歩けるくらいが僕らしいんだなあ。