詩人:どるとる
月から見た地球はどんなふうに見えるのかなあ
眠れない夜にそんなことを考えていました
本のページをただめくってたって
何も変わらない 物語なら読み込んで
隠された意味を 紐解かなくちゃ
「なんとなく」でいつも何かが始まって
「なんとなく」でいつも何かが終わるよ
夜を見上げる月は 夜の闇に隠れないで
ちゃんと光り輝いて僕らの夜をやさしく照らしてる
だから僕らも負けじと心を光らせる 光らせる
天体の図鑑を読みながら子供のころの僕は思った いつか宇宙に旅立つんだと
ギターなんか弾けない人でも
譜面が読めない人でもそれぞれのコードで今をつま弾いてる
「なんとなく」でも何かが始まりゃいい
「なんとなく」でも何かをつなぎ止めて
夜を見上げる月は 夜の闇に紛れずに
僕は 私は ここにいるよって歌ってる
そうさ僕らの存在を 歌にして高らかに歌おうよ
旅はいつもなんとなくで始まり終わる
人生もまた旅と同じさ さあまた終わったなら 新しい旅を始めよう 今旅立ちの時
夜明けをつらぬく光の矢それは朝陽
夜を見上げる月は 夜の闇に隠れないで
ちゃんと光り輝いて僕らの夜をやさしく照らしてる
だから僕らも負けじと心を光らせる 光らせる
僕らの世界をもっともっと 内側から照らせ 照らせ
いやな世の中のシルエット
鼻で笑い飛ばせる日がいつかやってくるまで。