詩人:蒼ノ天使
今何してますか?
元気でいますか?
そっと語りかける…
答えのない答えに期待したあの頃
今日の失敗を昨日のせいにした幼さ
わがままでなんとかなるとか
泣きすぎてなんとかなるとか
古すぎたパターンを通し続けた僕
まだたくさんの泥にまみれた靴を履いて
君を迎えにいった…
そこはすごく明るく眩しく透き通った街…
君が住んでる街…
君しかいない街…
僕が住みたい街…
憧れ…
夢なんかないだとか
希望を捨てただとか
どうでもいい心配をしていた自分を心配していた日々…
日常のすべてが初々しくて
戸惑った事だって一度や二度じゃなかった
つむじ風や向かい風に身を任せて楽した日々…
長い時間流されすぎたんだ
だから僕は自分を信じられなくなった
いつから?
あの頃は懐かしく
暖かき春
猛暑の夏
繁忙な秋
切なき冬
巡り巡る季節の移り変わりはとてもはやくまばたきする時間のほうが長かった…
雨や雪はなぜ降る?
風はなぜ吹くのか?
雲はなぜ流れるの?
太陽はなぜ明るい?
誰も知らない答え…
その答えに期待した僕は馬鹿でした…
誰一人の辛さや苦しみ、寂しさや悲しみに気付けなかったのだから…