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詩人:清彦
やりたいことをやっていたはずなのに
誰か急激に求められた途端
やらなきゃいけない気がして
責任を感じ始めた時点で
好き放題に出来なくなってしまって
一気にやる気が失せた
そんな時って あるんじゃない?
…っていう話を振られた時みたいな
独特な不快感だよね
「そんな事 知るか!」って突っ込みながら
心の中で「ちょっとわかる」って思うんだろう
ブルーになるなぁ…
「詩人は滑稽だよ!」
あの言葉を思い出した
「確かに。」と思った
共感してはいけないと思ったが
それでもやっぱり滑稽に映った
僕も詩人だ
多分
話の面白いやつになりたい
そんなつまらない憧れがある
自虐ネタは見せ方次第で
面白いかどうか 決まる
時々笑いのツボが
あからさまにエグい人がいる
自惚れが強い というか
明らかに人を
ランク付けしてる感じの
そんな人を見て 自分も笑う
笑いは結構残酷だったりする
人の本性が垣間見える時がある
結局のところ 何を言っても気まぐれで
実際何ひとつ確定なんかしていないんだ
それだけが唯一普遍的で
幾度も繰り返した自問自答も虚しく
呆気なく振り出しに戻される妄想に
僕はまた一気にやる気が失せたんだ
…っていう対話を過去の自分とした
独特の不快感だね
やっぱり詩人は滑稽だよ
滑稽っていうか
まずお前は笑いのツボとかを語るな!
そして早く次の仕事を探せ!
とにかくそう思った