詩人:どるとる
君が生まれて ひとりで歩けるようになって
やがていろんなものを見て 聞いて さわって
生きてることの喜びや幸せをかみしめて
肌で感じて心で味わって
少しずつでいいから頭のいい大人よりも心優しい人になりますように
全身全霊を込めて愛を注ぐから
咲くのが花なら
枯れるのもまた花の形
それを知りながら
私は命を抱きしめるのです
私は命を愛すのです
そしてあなたという世界にただひとつの存在を この身に宝物と刻み込むのです
長い夜が明けて朝がやって来て
寝坊助の君は 一番遅くに起きてやっと
朝ご飯を食べる おはようは後回し
忘れた頃にごちそうさまと一緒に言うね
僕が望むのは自分のことを愛せる自分になりますように
そう願う僕は もう少しで役目を終える
君が花ならば
私は一体なんだろう
きっと見窄らしい花なんだろう
あなたは私を照らす太陽
まるでそれが当たり前のようにそばにいて抱きしめてくれるんだ
私もまた あなた同様に小さな花です
風に吹かれながら種を未来に運ぶ役目を担う
そしてあなたも
咲くのが花なら
枯れるのもまた花の形
それを知りながら
私は命を抱きしめるのです
私は命を愛すのです
そしてあなたという世界にただひとつの存在を この身に宝物と刻み込むのです
あなたが私と同じように命をその身に抱きしめた時わかるよ
愛する人が出来た時わかるよ 自分より大切な宝物が出来るよ。