詩人:どるとる
お母さんの手は 家事をするための手だ
お母さんの手は 子育てをするための手だ
たとえば 洗い物をして 少し荒れた手だ
たとえば 我が子を抱きしめるあたたかい手だ
お父さんの手は 仕事をするための手だ
お父さんの手は 家族を守るための手だ
たとえば 分厚く 頑丈な石のような手だ
たとえば 正しいほうへ導くまっすぐな手だ
いろんな人の手に 僕は支えられながら生きてる
僕ひとりじゃ持て余すことでも誰かの手をかりて
はじめて出来ることがあるよ
だから僕は 手と手をつなぐ
人と手をつなぐのは嫌かい?汚いとでも思っているのかい?
傷だらけでも 泥だらけでも汗塗れでも
それがあなたの手なら なんて素敵だ
いろんな人の手に 僕は支えられながら生きてる
僕ひとりじゃ持て余すことでも誰かの手をかりて
はじめて出来ることがあるよ
だから僕は 手と手とつなぐ。