詩人:どるとる
いつか私が蒔いた小さな種が いつの間にか
こんなに きれいな花になりました
私はね あなたをどんな人にしたかったか
わかるかい? すべてが私の思い通りにいくとは思わないけど
きれいなだけの花より
心ある人に なってほしいと思ったよ
だからね 私の傷跡も隠さずに これが生きることと ありのままを見せたのさ
何かを守れるように
誰かに優しく出来るように
間違ったこと正しいこと 少しずつ君に教えよう
くだらないこと 大切なこと いろいろ君に伝えよう
人を育てることは花を育てることと同じ
怠けてしまえばすぐに枯れてしまうよ
人を育てるには心を一緒に育てなければ 人の痛みはずっと見えないままだから
雨に降られてる見つめてる ひとつの瞳
その冷たさが時に生きてる証になる
私はね 生きる喜びだけを教えはしない
わかるかい? なぜかを だって嬉しいことばかりじゃない
傷だらけの花には
見た目ではわからない美しさがある
ただそこにいるだけに見えても 生きてるだけで いろんなことがあるよ
誰かを 愛せるように
誰かに愛されるように
雲の形や 愛のてざわり 言葉にできないこと
目には見えないもの 生きることの意味
ゆっくりと話そう
同じ血を分け合う同じ命が向かい合って
親や子と呼び 暮らすこと
それはかけがえのない関係さ
何かを守れるように
誰かに優しく出来るように
間違ったこと正しいこと 少しずつ君に教えよう
くだらないこと 大切なこと いろいろ君に伝えよう
人を育てることは花を育てることと同じ
怠けてしまえばすぐに枯れてしまうよ
人を育てるには心を一緒に育てなければ 人の痛みはずっと見えないままだから。