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[187186] 僕が歩いたこの道はいつか誰かが歩く道になる

詩人:どるとる


僕が歩いてるこの道は いつか誰かが歩いた道なんだろう
雨も降れば 陽射しも差し込んだ いろんな人が通り過ぎて行ったんだろう

春には桜が咲き 夏にはカブト虫の寝床になり
秋には 葉が色づいて 冬には 雪のおしろい
行き交う人々を見送る木々は 何も言わないけど
いくつもの思い出を抱いているから
言葉なんていらないよ
だから今日もこの道を通る誰かのことを優しく見守ってて

僕が歩いてるこの道は
いつか遠い思い出の1ページになる
ひとりの人の一生ぶんの物語を 背負っているかもしれない

この街に生まれてこの街で結婚した人や
この街で子を育て歳を重ね
この街で 生涯を閉じる人もいるかもしれない それは誰も知らないけど
いくつもの 思い出に支えられているから
いつの間にか 心は満たされてる
たくさんのきらめくような一人一人の思い出が 風の中にそっとしたためられてる

春には桜が咲き 夏にはカブト虫の寝床になり
秋には 葉が色づいて 冬には 雪のおしろい
行き交う人々を見送る木々は 何も言わないけど
いくつもの思い出を抱いているから
言葉なんていらないよ
だから今日もこの道を通る誰かのことを優しく見守ってて。

2015/01/03 (Sat)
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