詩人:どるとる
見上げる空には 絵に描いたような青い空
白い雲が どこまでも続いている
どこまで歩いてゆけるかな 亀といい勝負ののろまなこの僕の両足で
人をだませもしない 嘘もつけない 世渡りはすこぶる下手
だけど人を傷つけて笑う人よりも人を愛して笑える人になりたい
ほら 青い空に雲が寄り添ってるように いつまでも変わらない人のかたちのように
ブランコが時々吹く風に揺れている
雨が時々 誰かの頬に 降っている
誰かを愛せるかなあ 心の底から ささくれたような僕でも
やり返したってはじまらない 人の心を無碍に疑いたくはない
だから人に傷つけて喜ぶなら 人に傷つけられて悲しむほうが何倍も幸せだ
ほら きれいごとさえ言えないような人はひたすら弱虫で傷つくことさえ出来ない
いいんだよ 泣きたいならば泣けばいいさ
弱さは誰にだってあるけど 泣ける強さと泣けない弱さは いつも交代しないから
泣けるあなたは強い人だろう
人をだませもしない 嘘もつけない 世渡りはすこぶる下手
だけど人を傷つけて笑う人よりも人を愛して笑える人になりたい
ほら 青い空に雲が寄り添ってるように いつまでも変わらない人のかたちのように。