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詩人:どるとる
ある男が会社に行きたくなくて仮病を使った。心配した男の母親は男に医者に診てもらうように言った。仮病なのにと医者に診てもらうと医者はペポラ病という最近発見された新種の病気の病だと聞かされる。男は信じなかったが、ペポラ病の患者は末期になると周りの人間の言葉の語尾に必ずペポと聞こえてしまうと言われた。医者の言うように母親や父親友人までもすべての人間がペポと語尾につけて話して聞こえる。もう終わりだと思った頃、新薬が開発されたと医者は言って新薬を男に投与した。すると周りの人間は語尾にペポとつけて話しているように聞こえなくなり、病気が完治したと思った男は人が変わったように真面目に働くようになった。
久々に会社に行く男を見送る母親はポケットから新薬と言われた薬を取り出し口に運んだ。 母親は一言、「甘い」とつぶやいた。