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詩人:どるとる
他社とのコミュニケーション能力の欠如が問題視されている中、政府はコミュニケーションによる無駄な争いや事件や事故を懸念し、コミュニケーションをとらなくてもコミュニケーションをしたのと同じ気持ちになれる会話できる機械を作った。
思考する機械は売れに売れた。会話する必要がなくなった社会では人との会話はすべて機械を通して行われるので生活のすべては機械中心に行われる。
だがどんなに機械が発達しようと血の通わない機械とする会話はやはり退屈で機械はこちらに都合のいいことばかりを言い、喧嘩などする必要もする要因もなくなったがそれがぎゃくに苛立ちを募らせた。やがて機械は次々に廃棄処分にされ暴動が起こりやがて小さな国はあっという間に滅んだ。