詩人:運び屋
過ぎ去っていった日々
過ぎ去っていった人々
確かにここに・・・
確かにここにあった
俺をとりまくすべてが
世界が―
世界が俺を置いて行く
世界が俺を独りにする
待ってくれよ
待ってくれ
待って
待って・・・
俺は世界に見捨てられた?
・・・
・・・
・・・違う
日々が 人々が
世界が遠ざかって見えるのは―
俺が前に進んでいるからだ
俺がそう決めたからだ
苦しくても
さみしくても
小さな一歩でも
少しずつ前へ
確実に前へ
ただひたすらに
まだ見えない旅の終わりへ
2007/12/15 (Sat)