詩人:流月
両手で耳を塞いでも誰かを罵る声がする両手で耳を塞いでも止まない雨の音がする嫌な物に蓋をするそれで手に入れられたのかそれで大事な事までも聴けなくなってしまったんじゃないのか両手を耳から離してみた愛を囁く歌が聞こえる両手を耳から離してみた枯葉が静かに散っている両手を耳から離してみた「真実」が耳から見えてきた