詩人:秋桜
愛ってなんだろう?
恋ってどんな気持ちのことを言うのかな?
あの人を失ったあの日から 私はずっと考えていた
眠れない夜を 涙で隠し
眩し過ぎる太陽に 目を覆って
ただ 時が過ぎるのを待つしかなかった
そんなある日
私に小さな光が降りてきた
それは本当に小さな光だったけど 私にはとても大きくて暖かく見えた
幸せを感じた
ずっとこの暖かさの中にいられると思っていた
でも駄目だった
私はまだ あの人の元に帰りたいと思っていた
あの暗い部屋を望んでいた
私はその小さな光に別れを告げることにした
光はそれでも「一緒にいよう」と私を照らすけど 私はそれを断った
「ごめんね。私にはまだ あなたは眩し過ぎたみたい」
その小さな光はゆらゆらと揺らめきながら ゆっくりと離れていった
こうして私は また暗い部屋の中に戻った
でも 辛くはない
今度は自分から 新しい光を見つける旅にでたから
この暗くて広い部屋のどこかに きっとまた光はある
さぁ 出かけよう!
私にしか見えない世界一の光を探しに