詩人:アマネ
指先から輪 歪んだ輪郭正しき姿 揺れる影甘い嘘に 口元歪め笑う水鏡 溶かすは水面映る君は遠き想い出 月明かり光を頼り 手を伸ばし指先に触れる 水は冷たく揺れる水鏡 笑う水月己の姿を 水に問うてはなぞり整え 歪める望み君の姿も 声も 熱も何もかも幻想だというなら何も、何も見えるはずなんてない