詩人:スヌスムムリク
「もしも」
なんて、ありえないのはわかってる。
考えても仕方ないことくらいわかってる。
でもさ、
「もしも」
あの時、あなたの声に応えられていたのなら、
今のあたしはどうなっていただろう。
素直になって、あなたの告白に、
「YES」
とさえ答えられていたら…。
今こんなに、
苦しくて、
切なくて、
胸を傷めることは、
なかったのかもしれないね。
あのときはわからなかったけど、
今ははっきりとわかるよ
「人を好きになる気持ち」
っていうものを。
あなたを忘れたくて、
私の隣で、
私の一番の親友と付き合っているあなたを、
あなた達を見るのがつらくて、
必死で前に進もうとしてきたけど、
やっぱりちょっと、無理みたい。
もう2年もたつんだね。
ごめんね。
あなたも、私を見てて、つらいよね。
いろいろ、思うことあるよね。
嫌でも、わかっちゃうんだもんね。
不思議なくらい、あなたは私を、何でもわかってくれる。
顔を、表情を見るだけで、
何でも見透かされてしまう。
隠そうとしても、あなただけには隠しきれないの。
ほんとに素敵な男の子なんだね。
どこにもいないよ、
探したけど、いなかったよ、
あなたみたいな人。
あなたも、親友も大好きだから、
2人には幸せになってほしい。
なってくれて、とっても嬉しい。
ほんとだよ??
でも、今だけはちょっと、考えさせて。
比べてしまうの。
仕方ないのにね。
やっぱり
「もしも」
今あなたがそばにいてくれるなら…
あなたさえ、そばにいてくれたなら……