詩人:☆
カチカチと時計の音がする。
時を刻む音が響く。
時間は止まることをしらない。
時計の針を戻しても
あの頃の幸せだった家族はもどってこない。
もっともっと、戻そうとしても
戻ってこない思い出たち。
昔は、うるさくて聞こえなかった
時計の音。
今は、静かすぎて、時計の音が
カチカチと鳴っている。
その音と一緒に
幸せだった家族が崩れていった。
僕は、その音が聞こえないように
耳に蓋をした。
目の真っ暗じゃなく、耳の真っ暗。
何も聞こえなくて、真っ暗。
でも、やっぱり時計の音は聞こえてくる。
カチカチ。。カチカチ。。
戻ってこない思い出たち。。