詩人:soRa
寂しさに歪んだ顔で
精一杯の笑顔を浮かべる君がとても愛おしい
夕べ見た夢の話を聞かせてくれないか
あなたは夕べも出てこなかったわ
だから楽しい夢だったのよ
君は今日一番の笑顔を見せて意地悪そうにそう言った
二人の愛も
二人の時も
ゆっくりと深く刻まれて行く
やがておとずれる朝の光が二人を照らし出すまで
ずっと抱き締めているから
こうして迎えた朝には
僕が出てきた夢の話を聞かせてくれるかい
別れ間際に見せる君の寂しさに歪んだ精一杯の笑顔が愛おしい
それは僕の宝物
2003/02/19 (Wed)