詩人:A†I
振り向きもせず
気にもとめなかったのに
貴方が私を置き去りにして行こうとするのが怖い
悲しみがつらいなんて知りたくない
抱き合う貴方の腕がいつもより弱く 迷う
いつまでも側にいる
そう思って疑わなかった
貴方が言う事を信じる事で安心したい
自分勝手にわがままに
シグナルは見えなくて見ようとしなくて それでも貴方は此処に‥
寒い季節に降る想いは 掴む袖から振り払われたけど、溺れた一夜を塗り潰してゆく
「待ってる」しか思い浮かばなくて
「待ってる」のが苦手なくせに
その言葉で繋がってられると‥
言いたいだけぶつけてた言葉
気付けば貴方の想いは知らない‥
囁く様に ふとした瞬間にかけがえのない存在
揺れる様に 何気ない瞬間に別れの兆し 分岐点
思い出ばかり忘れたいのに溢れ出る 涙と共に
周りの音は慰めでしかなく
時間と後悔を元には戻せない‥