詩人:月詠
孤独が腐敗して
迷いながら狂う
揺さ振られた地に
思うのは清き風
私はひとつでいい
この紅き花を
抱[いだ]くには余りに
私は弱すぎる
紅き花よ どうか
私を消さないで
純粋が拘束されて
悪魔が笑う
"偽りの笑顔で
平和が作られた”と
貴方は優しくて
私を傷付ける
曝した胸の中
孤独が叫ぶから
深い孤独よ いつか
優しさに変われ
意味を無くしてでも
生きていこうと
あの時決めたのに
私はいつも・・・「 」
私はひとつがいい
この紅き花を
守るには余りに
私は脆すぎた
生きて逝く意味を
自分の存在を
貴方の優しさを
私の声を
この紅き花に宿して
心から笑おう
偽りのない
本当の心で・・・。