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[139775] 朱花地生

詩人:月詠


孤独が腐敗して
迷いながら狂う

揺さ振られた地に
思うのは清き風

私はひとつでいい
この紅き花を
抱[いだ]くには余りに
私は弱すぎる

紅き花よ どうか
私を消さないで


純粋が拘束されて
悪魔が笑う

"偽りの笑顔で
平和が作られた”と

貴方は優しくて
私を傷付ける
曝した胸の中
孤独が叫ぶから

深い孤独よ いつか
優しさに変われ


意味を無くしてでも
生きていこうと
あの時決めたのに
私はいつも・・・「 」

私はひとつがいい
この紅き花を
守るには余りに
私は脆すぎた

生きて逝く意味を
自分の存在を
貴方の優しさを
私の声を
この紅き花に宿して
心から笑おう

偽りのない
本当の心で・・・。

2009/02/11 (Wed)
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