詩人:杳子
前途広しってなんのことだ
前途多難がいつものことだ
目を逸らすのもいつものことさ
なにかしたいけど なにをしよう
こうしたいって言えば日が暮れた
何に本気で どうしたいのか
それも無駄になって 詩になった
なぜか夢中で いつも霧中
(方向音痴は昔からだよ)
夢があるって言っても 軽くなるんだ
(本気だっていうのが恐かったんだ)
何が掴みたくて 走ってたのか
(光がこの手に欲しかった)
それも歌になって 無駄になった だけだよ
(もう遅いって諦めかけている)
嗚呼
(でもまだやれる気がするんだ)