詩人:椛
貴方の言葉に甘えてしまう私
独りが寂しくて、貴方を拒めない
注がれる愛情は私には蜜のように甘く
それでいて毒のように苦しめる
私が本当に注いでほしい相手は違うのに
相手にされないから、貴方の言葉で満たされてる
愛を伝える言葉は大切だから
本当は私になんか使っちゃいけない
貴方の気持ちを利用してしまうような
悪い女に使っては駄目なのよ?
…そう言わなければいけないのに言えない
この関係が終わるのは嫌だ
友達に戻れないのも分かってる
中途半端な想いじゃないから、戻れるわけない
貴方の言葉が嬉しくて
貴方に愛されるのが幸せで
貴方の本気から逃げて
ズルくて汚い私
きっと、中身を知られたら嫌われてしまうね
それでもいい、その方がいいのに
貴方に嫌われるのが怖い
ごめんなさい。今、この一時だけは許してください