詩人:雑音
よるがきた
ほしをみた
うちゅうにいって
ほしをおとした
ちきゅうのそと
うちゅうのおわり
どこにあるのか
おわりはあるのか
あるならそのそとは?
くうかんというがいねんは
まちがいか
ちきゅうのように
まわるのなら
ちがうべくとるへむかえば
そとがある
ちきゅうのそと
うちゅうのそと
そとのそと
そとのそとのそと
えいえんに
みることができないのか
とうめいのように
すべてにかんしょうされる
とうめいのように
いちびょう
いっぷん
いちじかん
いちにち
いっかげつ
いちねん
いっせいき
これよりおおきなたんいを
ひつようとするほど
ながくいきてはいない
ちきゅうは
うちゅうは
もしかしたら
そのそとは
どれほどむかしから
あるのだろう
こどものころ
ちきゅうがなかったら
ひたすらに
む
だとおもい
こわかった
だれのいしもないくうかんが
くろく
おともなく
ただ
ながれるだけだとおもった
たかが
ひゃくねんていどのしゅんかんしか
いきられないくせに
どうしようもないぎじゅつをもって
そのきになって
いっしゅんだ
なんでもじぶんきじゅんだから
ながくかんじるのだろう
ひろいせかいへめをむければ
げんざいなどいみがなくなる
むだなくりかえし
ながいながいいっしゅんを