詩人:香奈
繋がれた鎖 引きちぎるために
この愛を投げ捨てて見ようではないか
それでこの体が蝕まられても
天を仰ぐよ
君の天使は羽をひろげて 僕を包むけれど
中身はまるで燃えつきた灰のように崩れ落ちている
さぁ、こっちへおいで
崩れ落ちてしまう前に
空に舞う前に
僕が握りしめてあげよう
それでこの想いが満たされるなら
天を仰ぐよ
愛の言葉を永遠に囁き続ける
甘くそして残酷な君の…
さぁここへきてよ
この体が腐る前に
この声が途切れる前に
僕があたためてあげよう
この愛を
この体が
そして天を仰ぎ…
2004/07/08 (Thu)