詩人:和
この幸せ 絶対に手放したくない
「絶対」なんて言葉 疲れるから簡単には使いたくないけど
確実に… 逃がしたくないの
けれどこの幸せは するりと手から抜け出して
私の元から遠ざかっていった…
私はあのころのように 汗って追いかけながら
幸せを取り戻そうとはしなかったんだ
なんでだろう
いつだって 取り戻せたはずなのに
「あとで」とか「なんとかなる」って
自分に頼らないで 運命に頼る道を選んでしまった
今では後悔どころが 自分が嫌で仕方ない
なぜ自分に 自信を持てなかったんだろう
失敗ばかりが 頭の中を駆け巡っていた
もし成功したら…って考え直せば
あの時幸せを逃す事はなかったんだ