詩人:ハト
私は草原に揺れる草だっただた風に吹かれ同じほうへ流れるそんな草原に揺れる草だったあなたは風に乗る舟だった帆を張り舵を取り向かい風を優雅に滑るそんな風に乗る舟だったどっちの在り様が正しいかどっちの在り様が美しいかそんなことではなくてそれが私でありそれがあなただったただそれだけ私がここに根付くことを選んだあなたがここから飛び立つことを選んだそれだけのこと私は草原に揺れる草だったあなたは風に乗る舟だった