詩人:柚樹
泣きたい気持ちが空に浮かんで雨になる心に開いたこの穴が空に浮かんで月になる雨が降る日の前の晩、月は笠を被ったと一体誰が言ったんだっけ言ったんだっけ泣いても泣いても、泣きたくても、泣きたくても、、ぽかりと開いた胸の風穴はもう空に流れて天の川に溺れるだけ溺れるだけ。