詩人:絵美眠
始めは楽しみで
どんなことが起きるのか
ドキドキして
一歩一歩の重さが分かっていなかった
なかなか出口が見つからなくて
どうしようもなくなり
困り果てて
ドキドキして
その重さに気付いたんだ
その時にはもう
必死になるしかなくて
冷静さなんて
途中で落としてしまったみたい
一度不安に駆られたら
もう暗闇に支配されてしまうってこと
知らなかった
この場所から動けない
重さに気付いてしまったから
足は頑丈に
地につながれてしまったようだ
動く術がわからなくて
ただただ考えて考えて
その間もここは難解なものに
変化し続けていることにも気付かずに