詩人:村和緒
夕凪に油樽つむあつさかな 高井 几董(たかいきとう)海辺での現象だゆうなぎと言うのは海風と陸風の入れ替わる時に無風状態になって居るあぶらだるをつむという労働でうだるようなあつさだ夕凪や行水時の裏通り 青木月斗(あおきげっと)ゆうなぎで無風だった庭で盥を出して湯を張って行水して居ると裏通りが気になってしょうがない