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詩人:どるとる
ほんのささやかな幸せを
つつましく分け合いながら
大好きな人と二人で 一人だけで 楽しむような幸せは
きっと悲しいから
ラブソングを歌うように 人を 愛せたら素敵なのに
どうして愛すれば愛するほどに 傷つけてしまうのでしょう
また今日も 言い過ぎかなって
けんかのあとで気づくのさ
人に愛され人を愛する そんな場所には
いつも雨が降っている だから僕が歌う
下手くそなラブソングはいつも 泣いてるように 涙声で
あなたにつぶやく
少しだけ涙に濡れたアイラブユー
どんなふうに愛せたら 君を幸せに出来るのかな
「笑ってくれよもっと 楽しそうに」
いつの間にか君の為じゃなくて自分の為に
ラブソングを歌っていた 僕が愛してたのは
君じゃなく僕だったよ だから君は寂しかったんだね
今さら気づく だめな僕だったね
わるいのは 全部僕だったね
人に思われ人を思う そんな場所には
いつも 分かり合えない隙間がある
そんな隙間なんてみっともないから 愛の歌で 離れたぶんの距離を埋めてしまおう
愛されてばかりの僕が歌う傷だらけの アイラブユー
汚い 言葉で 心を傷つければきっと
僕らはすぐに愛を 忘れてしまうだろう
だから、そんなことがないように
腫れ物にさわるように 恐る恐る 愛し愛されていた
でもそれは間違いだったよ
人に愛され人を愛する そんな場所には
いつも雨が降っている だから僕が歌う
下手くそなラブソングはいつも 泣いてるように 涙声で
あなたにつぶやく
少しだけ涙に濡れたアイラブユー
君を傷つけた僕が今度は君を愛すために
歌う ラブソング。