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詩人:どるとる
途絶えない車の流れ いつまでも見ていた
なんとなくぼんやりと空っぽの頭で
意識の底に沈んでるたくさんのことは
今はまだ思い出さなくていいことばかり
どこまで行くの?何をしようとしていたのかなあ
それさえなぜだろう
あやふやだ
今日どのくらいの人が生まれていても
どのくらいの人が死んでいても
変わらないよ 明日を生きる僕らには
そんなことは関係ない でもそれは僕も同じだ
みんな いつも今日より明日を見つめて生きている
だから 僕も今日より明日を見つめて生きて行こう
夕暮れの街並み 沈む夕日を見ていた
チャイムが鳴ったらいっそう切なく
闇雲に生きていたよ 何かに必死になって
何をそんなに慌てていたのか
急ぐ理由なんて何もないはずなのになあ
それでもなぜだろう
忙しない
今日この国で何人死んでも 戦死する人の数に比べたら 微々たるもので
生きる辛さとか苦しさとか 抱えながら それでもまだきれいごとが吐ける
だって いつも 「他人」より「自分」を見つめて生きている
だから 僕も 「他人」より「自分」を見つめて生きていこう
生きていけるかなあ
なんとなく 死にたいから
そんな理由にもならない理由で 死ぬなんてむなしいから
生きているだけだよ
それを勘違いしないでね
本当は 生きていたって無駄なことくらいわかっているんだよ
わかってほしいんだよ
今日どのくらいの人が生まれていても
どのくらいの人が死んでいても
変わらないよ 明日を生きる僕らには
そんなことは関係ない でもそれは僕も同じだ
みんな いつも今日より明日を見つめて生きている
だから 僕も今日より明日を見つめて生きて行こう
悲しみに溺れないように。