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[150591] 時間は僕らを干からびさせる

詩人:どるとる


どうして夜はこんなに長いのか
そんなちっぽけな疑問からはるばる来まして
こんな朝の途中
時計が回り続ける時間の中で
今も僕は特に休日だからとはいえやることもなく時間を持てあましてる

悲しいことが通り過ぎたらまた笑えるだろうね
でもまた同じような悲しみが僕を涙に暮れさせる
そんな弱気なことばかり考えてちゃ鮮やかなはずの朝のあの太陽にさえ顔向けができないだろう

時間が経てば経つほどに僕らは少しずつ少しずつ終わりへと近づいているんだね
あたりまえなことだけに悲しい定めなんだ
今日もうまく笑えない
何かのせいで
心にささったトゲみたいな悲しみがほら僕をかぎりなく傷つけるよ

時間は僕らをいつも干からびさせる
干物みたいに最期はねもうミイラみたいに棺の中に押し込められてさ
悲しかったことも
嬉しかったことも
まるで夢だったんだよっていうみたいに
さよなら バイバイ

それまでは 僕らは
まだ夜に朝に昼と繰り返す
悲しくても
切なくても
受け入れるべき現実をこの目に映して
立ち向かうのだ

ミイラになるまえに
ミイラになるまえに
君に伝えたいこともあることだし
走り出そう 新しい夜明けに昇る太陽に向かって

いくつものうたを背中にたずさえてほら僕を励ます 君の声
今 夜がたしかに明けてゆくよ 僕を潤すのはいつでも 君の愛

うまく言えやしないけど 伝えたいよ

時間が経てば経つほどに僕らは少しずつ少しずつ終わりへと近づいているんだね
あたりまえなことだけに悲しい定めなんだ
今日もうまく笑えない
何かのせいで
心にささったトゲみたいな悲しみがほら僕をかぎりなく傷つけるよ

それでも負けずに行こう 今日も太陽に避けられても君という太陽に元気わけてもらいながら流れる時を旅しよう 君と二人。

2009/11/29 (Sun)
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