詩人:るどるふ
僕たちは光る蛾だ互いに互いの光を求めて寄り集まる時に相手の姿に嫌悪し時に自らの姿を憂い嘆くそれでも寄り集まってしまう憐れにもまばゆい蛾だああ、光っていることを忘れているのだ飛び込もうとする仲間が輝くように自らも輝いていることに忘れているのだ寄り集まることを恥じるあまりにその塊の光度の凄まじさに蔑み卑しむあまりにその美しいまでのすばらしさに