詩人:花
言葉に出来ない想いを
飲み込んで
もうどうでもいいやって思ってみたり
今日が過去になることを
悔やんでみたり 望んでみたり
足下の思い出を
壊していけば
明日になるのか と
手には取ってみるけれど
引きちぎるどころか
抱き締めてしまう
約束が
増えてきて
○をつけた予定表や
行きたいと駄々をこねた場所や
見た景色や
感じた体温
繋いだぬくもり
身体の何処かに残っていて
これから少しずつ
風化に向かうこと
頭で理解して
頭で諦めて
心だけ泣いている
何処にいても
あなたを探す
どの景色にも
あなたを探す
それでも
居ないこと
確認して
周りがどんどん色褪せてく
乗り越えるって
何だろう
乗り越えた先に
何が見えるんだろう
私は
ただ頭一個分
低い位置から
同じ明日をみたかった
おはよう
おやすみ
いってきます
ただいま
時々
愛してるを添えて