詩人:感動マニア。
また どーでもいいモノに
手を出しそうになった
オレは美しいモノが好きなだけ
でも 大事なモノはただ一つ
守るべきモノもただ一つ
もう嘘はつけないし
誰の思いも裏切れない
だからオレは外へ出た
「ごめんね」だけを残して
時間が経つ程に
臆病な男になってる
そんな気がして
病気じゃないかとさえ
疑ってみたくなる
携帯を取り出し
一応時刻を確かめ
着信履歴 一番上のナンバー…
曲がり角を曲がると
いつもの様に待っている人
思わず飛び出す「ありがとう」
オレは病気なんかじゃない
間違いない
何も疑わない様なその表情が
オレの守るべきモノ