詩人:のん
流れ流されたどり着いたこの場所一輪の花に心奪われ立ち止まる瞳に映るその花はなんだか懐かしくて温かい…そっと扉が開き始めた閉ざされたはずの記憶が溢れ出すモノクロだった世界が鮮やかに色付く…花を美しいと想う心が雫になる…渇いた心に染み渡る雫この花との出会いが僕を変えたこの花が枯れぬようこの身を盾にしても…太陽の下で花に恋して花を愛した遠い記憶の果てに巡るその時までこの花と共に…咲く