詩人:どるとる
弱い自分がいる 強がる自分の足元に
雑草みたいに ちょこんと座る
我が物顔で 歩いていたよ いろんなものを蹴散らしながら
いろんな人を傷つけながら
気づけば こんな人気もない場所にいた
今の僕に出来るのはせいぜい孤独に気づかないふりをすること
それだけ
笑ってよいつもみたいに 泣き出しそうでも どんなに悲しくても
笑わなくちゃ 雨の中でも 傘も差さずに濡れている花のように美しく
もう少し ずる賢くなれない だから僕は花にはなれない
雑草みたいに 人の隙間に 寂しく 座る。
2015/03/05 (Thu)