詩人:どるとる
深い海の中に潜るように
孤独の闇に身を浸して
人混み 夜の中 果てしない闇が
誰かの幸せさえ覆い隠して 何も見えない
僕らの目に見えるものは
ごくわずかなもので
それ以外はすべて
いくら目を凝らしてもわからない
だから目を閉じて心を通して 見つめるんだ
目の見えない人はどうやって 闇の中で光を見つけるのか
耳の聴こえない人は
どうやって無音の中で愛を聞き取るの
大事なことは
きっと目や耳が
どうだとか
そんな事ではなくて
本当に見つめるべきものが
見えないんだとしたら どんなに
目が良くたって意味は無いんだよ
目の前にある惨たらしい現実に
一粒の涙が流れるのなら その涙に寄り添うことが優しさ
心に迷いが生じたときは
頭に頼らず心を働かせるんだ
そして暗闇や無音の向こうに何かが見えてくる 聴こえてくる
それが答えだよ
僕らの目に見えるものは
ごくわずかなもので
それ以外はすべて
いくら目を凝らしてもわからない
だから目を閉じて心を通して 見つめるんだ
本当に見つめるべきものが
見えないんだとしたら どんなに
目が良くたって意味は無いんだよ
目の前にある惨たらしい現実に
一粒の涙が流れるのなら その涙に寄り添うことが優しさ
誰かが抱えてるその傷跡に 寄り添うことが愛だよ。