詩人:どるとる
今日のあなたは泣いていますか 笑っていますか
わからない ただそれだけがずっと 気がかりだった
会えない日々が続き 会いたい気持ちばかりがふくらんで
こうやって手を伸ばすといつも君がそばにいる
そんな気がするよ
あなたは よく笑うんだ
悲しいときも 悲しいときほど
悲しませまいと 強がりながら
あなたは 笑えない僕のぶんまで
笑っている 悲しいほど笑う
だけどその笑顔は涙より悲しく見える
僕の心映したようなよごれた鏡
今日も明日も 雨が降る 予報はそう告げる
予報通りに雨が降れば 洗濯物も外には干せない
笑えない日々が続き 無理に笑おうとすると 悲しくなる
笑いかける人がいれば こんな気持ちになんて 負けないのに
あなたは 嘘が上手いから
心さえ偽ってしまえるんだろう
だけど果たしてそれが幸せなのか
あなたは 悲しみにさえ笑ってみせる
悲しいことさえも思わせないほどに
だけど僕には笑顔の向こうにいる
本当の君が泣いてるのを知っている
またひとつ 夜が明ければ 朝がやって来て
そして気づけば日は暮れて すぐ暗くなる
明日もこうやって同じことをひたすら繰り返すだけ
悲しみは 否応にして生まれる それでも笑おうとする僕らの隙間に影をつくる
あなたは よく笑うんだ
悲しいときも 悲しいときほど
悲しませまいと 強がりながら
あなたは 笑えない僕のぶんまで
笑っている 悲しいほど笑う
だけどその笑顔は涙より悲しく見える
僕の心映したようなよごれた鏡
あなたの心に僕はどう映っているんだろう
よごれがひどくて見えないなあ。