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詩人:36

俺が反抗期をやめた日
その日は高熱に苦しんでいた

おかんは看病をすると仕事を休んだ
反抗期の俺にはそれが嫌だった

おかんは寝て治そうとする俺の布団に手を乗せ
トントンとまるで幼児を寝かすように
やわらかいリズムを刻む

たまらなく嫌だった
心底やめてほしかった


でも身体の方は
高熱の苦しみが少しやわらぎ
すんなりと眠りにおちた

なぜだろう
おかんの手のぬくもりが
俺の苦しみをやわらげた

その日俺は

反抗期をやめた

2007/09/25 (Tue)
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