詩人:甘味亭 真朱麻呂
僕を苦しめる
この傷みと引き替えに
何か特別な愛(もの)をください
それは愛というたった一つの彼奴もほしがってる君のこと
何度涙を流せばいいの
慣れちゃったよ
悲しみなんか
慣れちゃったよ
だけど辛さは変わらない
涙は乾いて出やしない
僕が味わってきた悲しみ
今までどれだけ僕を苦しめたか
君には分かるまい
彼奴なんてそんなことさえ知らないだろう
何度苦しめばいいの
慣れちゃったよ
裏切りなんか
慣れちゃったよ
傷の上にまた傷ができて
本当は我慢してるだけなのにな
君は気づいていないらしい
数えたらきりがないほど
感じてきた悲しみ
今なら君は分かるだろう
彼奴を嫌うわけが分かるだろう
いい加減目を覚ましてくれよ。