詩人:タンバリン
各自治体に無重力訓練場があって僕ら、当たり前に火星にひっこしをするんだよぷかぷか、ぷかぷかの無重力。僕等宇宙の昆虫になって成人するように、羽ばたく事を教わるんだね。とんぼみたいに、なったんだよ。何も考えず、ヤゴを経て羽化して電波なんかで、色々教わったよ。やけっぱちみたいに保護されたブラジルの隅っこで葉っぱをふかしているあいつらは多分、僕の子孫だよ。