詩人:洋梨
貴方は最初から、
私の事なんて見てなかったわよね?
私の中にあの人の面影を探してたよね?
はじめから知ってたの。
全部知ってて、
それでも私は貴方を愛してしまった。
貴方が私のものになる事なんてない、
って分かってたのに。
いつか、
貴方が私自身の事を愛してくれる日が来るように、
祈り続けた。
ねぇ、教えてよ。
私とその人は何が違ったの?
私には何が足りなかったの?
あんなに愛してたのに、
何がダメだったの?
貴方があの人じゃなきゃダメなように、
私も、
貴方じゃなきゃダメなの...
ねぇ、
教えてよ...
私、
なんでもするから...
どこにも行かないでよ...