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詩人:どるとる
夕暮れの街並みは 誰かの帰りを待ってる
手を振り今日も誰かとさよならした
寂しさも切なさも隠さないでいいから
その気持ちを涙にして流してしまえばいい
今日流した涙も 浮かべた笑顔も
明日には全部 思い出になってしまう
あなたの瞳に 映る今日という日が雨降りでも
せめて明日はいい日になりますように
願いながら 祈りながら 僕は僕の今日を生きる
たくさんの人の今日が人の数だけある
あなたの今日と僕の今日は違うんだ
同じ今日の中にもたくさんの暮らしが
枝分かれするように続いているんだよ
今日笑えなかったら明日は今日のぶんまで
笑えばそれでいい きっと笑えるさ
僕の瞳に映る今日とあなたの瞳に映る今日が
どこかでつながってる そんな気がするのは
違う暮らしをしてても同じ世界で生きてるあかしだ
他人ごとではないんだよ
誰かがそこで泣いていたら
その涙から目をそらすことができないように
僕を労る誰かの優しさに気づいたら
僕も少し 優しくなれそうな そんな気がしたよ
だから賢い頭を持つより心ある人でいたいと思う
あなたの瞳に 映る今日という日が雨降りでも
せめて明日はいい日になりますように
願いながら 祈りながら 僕は僕の今日を生きる
君は君の今日を生きなさい
今日しかできないことをやりなさい
そして明日も確かに生きなさい。