詩人:どるとる
この先何が起こっても
この先何が待ってても
いつでもそこには未来
数秒後も未来なんだよ
とりあえず夢を見よう
どんな夢を見ればいい
とりあえず夢を見よう
どんなふうに見ようか
未来はいつでも僕を迷路に誘い込み
不安やら焦りやらを僕の中に植え込み
僕はそれにいつもしてやられてる
まるでゲームのボスキャラのように節目節目で大きな出来事が僕を待ち受けてる
これからも生きていれば何度でもその波にのまれることだろう
一口に未来といっても
いつの未来だかわからない
僕にとっては大げさな話抜きで一秒後でさえ未来なんだから
時間が回る 目が回るくらい せわしないくらい
くるくる くるくる
地球も回る 猫の手もかりたいくらい 忙しくね
その中で僕はいつも未来と対面している
たとえちゃえばもう目と鼻の先よりも近くに未来がある状態
唇と唇がふれあうほどの距離に未来はある
ほら 未来はいつもものすごいスピードで生まれてる
工場のベルトコンベアーなんて問題じゃないくらい
その生産性は世界一
無限に 際限なく
未来は光よりも音よりも早く生まれている
ひとつの未来が生まれるまえからいくつものいくつもの未来がもう出来上がってる
だから
過去もそのときは
未来だし
今も過去からすれば
未来だし
今があるから明日は未来だし
いつでも未来は
人が生きるところに存在している
未来の中でしか
未来の中でしか
僕らは生きれない
過去は未来をつくるための未来
この世界はいくつもの未来でできてる
未来の集合体
いつだって未来なのさ
寝ても覚めてもいうまでもなくそこは現在(いま)という名の未来
未来はいつまでも未来なのさ
忘れないで時間が進むんじゃない
僕らが古くなったんじゃない
僕らが進んでるんだ
未来は階段だよ
未来は雲だよ
僕らが進むから時間も動くのさ。